娘を可愛がり過ぎる親 | フシギ不動産日記

娘を可愛がり過ぎる親

繁忙期だったころの話。

開業医の娘さんを斡旋することがあった。

大学入学を前にまん丸眼鏡の娘さんを駅近くの物件に紹介。

すぐに気に入っていただき、契約もスムーズに済んだ。

入居日当日、鍵渡しも済み手離れしたところだった。

しばらくして、私宛に電話がかかってきた。

ちょっと、来てくれないかな?

入居者のお父さんからの電話だった。

はぁ、何かありましたか?

いいから、ちょっと来て。

何かクレームかと思い、急いで物件へ。

いやいや、ゴメンネ。

何かありましたか?

悪いけど、ここの荷物運んでくれる?

はぁ。

そう、引越しの手伝いをさせるためにわざわざ呼び出しをくらったのだ。

繁忙期はそんな時間は無いけれども、そんなことで会社に悪く言われるのも

嫌だったので、急いで部屋に荷物を運んだ。

父親と娘と私の3,40分ほどですべての荷物を運び終えた。

いやぁ~、ありがとう。コレ少ないけど。

・・・とおもむろに封筒を取り出し、私に差し出した。

い、いや・・・そんな

手伝ったもらったし、いいから

・・・それでは、頂きます。

あまり抵抗もせずに、ありがたくもらった。

開業医だからもしかしたらと結構ドキドキしながらもらったお礼は・・・。

3,000円だった。

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