冬の風物詩 | フシギ不動産日記

冬の風物詩

賃貸斡旋での繁忙期というのは、ご存知の通り2月~3月が主である。

しかし、それは一般の方に当てはまることであって、学生が多かった

私が居た支店は12月には大忙しであった。

大忙しの理由・・・そう推薦の合格発表があるからである。

合格者招集日がある日には各業者が校門で自社のアパート・マンション情

を印刷した冊子を持って待っていた。

私が担当した女子大&女子短大は4社9名ほどで合格者を待ち構えていた。

私が居た会社と他業者2社は一緒に飲みに行くくらい仲が良かったので、

色々情報交換をしながら待っていたが、曲者の一社だけはどうやら現役

女子大生を利用した「先輩作戦」をしようと打合せをしていた。

・・・さて、父兄と女子高生が校内から出たところを、

おめでとうございま~す

と言いながら、荷物を持って両手がふさがっている女子高生の両手の

上に各々の冊子を置いて、

よろしくお願しま~す

と言う。父兄と女子高生はその光景に驚いて目が点になっていて、や

ってる私は結構面白かった。

そんな中、曲者業者は冊子に五円玉をテープでつけて

ご縁がありますよ~に

と言いながらも、先輩女子大生が面倒を見るかのように配っていた。

私はこのときしか、コレに参加しなかったが毎年コレをしているようで

中の良い業者は

コレをすると繁忙期っていう気がする

って言ってた。

分かる気がする。


今度入学する学生の方々はこういうことがあるかも知れないよ。