家主様付女性専用物件の秘密
冬には春に向けての新築物件が多く建てられる。
そんな新築物件の中には女性専用物件というのがたまにある。
ちなみに女性専用物件とは文字通り入居者は女性だけという物件である。
新しく管理仕入れ(※1)した物件に女性専用物件があったのだが、かなり特殊な物件であった。
まだ入居者を募集していないときに物件を見せてもらったときのことである。
まず1階部分にある駐車場の脇から物件へ。2階、3階が賃貸対象の部屋を目指そうとしていたところ・・・。
すぐさまスリッパが用意してあった。
そう、自分の部屋に靴箱が用意されていなかった。しかもそのスリッパを置いてあるのが、1階に住んでいる家主様の台所から見える位置というのが監視されてる感じがして結構微妙だった。
さらに階段を上がって部屋に入るときれいな1R(洋8帖)があった。
もちろん、エアコン付だしきれいなキッチンだし見た目は問題なしだった。
説明してくれる家主様も自慢の部屋だから明るく説明してくれた。
・・・が、しかし私は3つの問題点を見つけていた。
1つ目は、
その時代のユニットバスにしてはかなり狭かった。
すこし前のバブル時代でもまだ広かった。しかも女性専用ならば広くないと・・・。
2つ目は、1Rだから特別脱衣所が無いもののキッチンのすぐ横にバスがあるのだが、
あまりにも近すぎて着替えすら置くスペースすらない。
せめてものを置く棚用場所があれば使い勝手がよくなるだろうに・・・。
3つ目は、そのバスの入り口のすぐ横にコンセントがある。
しかもめちゃくちゃ近い位置にある。
下手すると感電しそう。
気にしないならばそれでいいのだろうが、女性向けに作ったのならばその辺までしたほうがいいだろうけど・・・今入居者居るのだろうか・・・。
ちなみに1階部分の駐車場は賃借人が軽自動車だったら駐車できるという狭い駐車場である。
あの物件は住み辛いだろうなぁ。
※1 管理仕入れ:管理物件にするために家主様と交渉して管理物件
として仕入れること。