せっかくの努力をぶち壊す女 | フシギ不動産日記

せっかくの努力をぶち壊す女

これは私に対して起きた話である。


賃貸斡旋係から情報開発室へ異動してしばらくしてからのある日曜日。当然のことながら、私は自宅でくつろいでいた。そこへ・・・。



「ルルルルルルル・・・・」(まだピッチが出てすぐのころだったので、着メロなんて無かった時代)


「もしもし?」

「おうっT(上司)だ。お前、S(物件名)に住んでいたよな。まだ退去してないから、お前の部屋をお客さんに見せるから。」

「えっ?」

「20分後に向かってもらうから。」


「!!!!!」



そんないきなりもう決定した状態で電話されて、しかも午前中だったし部屋片付いていないし、大慌てで部屋を片付け、ユニットバスも掃除して・・・


当時住んでいたのは6帖の洋間にキッチン2帖、3点ユニットなんだけれども、収納が無いからリフォームでクローゼットがあったので、実質5帖の1Kでした。しかも、私は部屋を有効に使いたいと思って布団にしていたにも関わらず、その布団が折りたたんでもクローゼットに納まらないということで、普段はその布団にシーツをかけてそれにもたれてテレビを見たりしていた。


レオ○レスに住んでいた先輩の部屋を真似て、狭い部屋を最大限使えるように配置も換えて結構一人暮らしにしては満足のいくスペースが作れていた。


・・・20分後


来たのは母親とその息子と日曜日だけ出勤するあまり面識ないパートのおばちゃん。さっそく部屋へ通すと



母親「狭いね。」

息子「うん。」

母親「これじゃ。住めないね。」

息子「うん。住めない。」



ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと休みの日にいきなり電話で部屋を見せてと言われて、大急ぎで20分で部屋を掃除して、そして最近満足しているこの部屋。そして、そこに住んでいる本人を目の前にそんな発言ありかよ!!


さんざん言われて、パートのおばちゃんと別の安い物件へ行ったときにはかなりムカついていた。




ちなみにその物件の家賃は32,000円。その次の物件は34,000円くらいだったと思う。

「だったら、金出してもっと広い物件にでも住みやがれ!!」