あたかも管理物件かのように扱う不動産業者
以前も少し書いておいたけれども、会社が家主から毎月定額（管理料）を頂い
て入居に関する全ての管理を委託されている物件のことを管理物件と呼んでい
る。
当然のことながら、同業他社がその管理物件にお客様を付けたい場合は、管理
会社に断りを入れて、鍵を借り、そして斡旋している。
そんな、ある日のこと。当時賃貸斡旋が専門だったエ○ブルに以前鍵を貸して
数日経っていたし、私が斡旋しようと思っていたので、そのエ○ブルに電話を
して、鍵を返してもらうために伺う電話を入れた。（そもそも返しに来ないの
もおかしい話ではあるが・・・）
それから１０分後には、その店の前に立っていた。
「こんにちは。○○センターですけれども、△△（マンション名）の鍵をもら
いに来ました。」
来店されているお客様もいたようだし、それなりに気を使ってそういう風に
言ったつもりだった。
すると、受付らしき女性が、
「では、ここに御社名と返却予定日を記入してください。」
「は？」
「部屋が・・・。」
すると、近くにいた上司らしき男性が慌てて
「違う、違う」
と受付らしき女性に近寄ってきた。
「スミマセン。ありがとうございました。」
どう考えても、鍵を借りていたことに対してのお礼ではなく、エ○ブルの管理
物件かのようにして鍵を貸そうとしていたことを謝っているように見えた。
それ以来エ○ブルに対して、鍵を貸すことは無かった。
それから約１０年かみさんの実家の賃貸アパートの管理会社としてエ○ブルが
斡旋している。先日エ○ブルからの請求書を見ていたら、必要の無い経費を払
わされていた。
相変わらずのことをやっている。
業者や家主のことも考えないと、悪いうわさが広まっていくのに・・・。
て入居に関する全ての管理を委託されている物件のことを管理物件と呼んでい
る。
当然のことながら、同業他社がその管理物件にお客様を付けたい場合は、管理
会社に断りを入れて、鍵を借り、そして斡旋している。
そんな、ある日のこと。当時賃貸斡旋が専門だったエ○ブルに以前鍵を貸して
数日経っていたし、私が斡旋しようと思っていたので、そのエ○ブルに電話を
して、鍵を返してもらうために伺う電話を入れた。（そもそも返しに来ないの
もおかしい話ではあるが・・・）
それから１０分後には、その店の前に立っていた。
「こんにちは。○○センターですけれども、△△（マンション名）の鍵をもら
いに来ました。」
来店されているお客様もいたようだし、それなりに気を使ってそういう風に
言ったつもりだった。
すると、受付らしき女性が、
「では、ここに御社名と返却予定日を記入してください。」
「は？」
「部屋が・・・。」
すると、近くにいた上司らしき男性が慌てて
「違う、違う」
と受付らしき女性に近寄ってきた。
「スミマセン。ありがとうございました。」
どう考えても、鍵を借りていたことに対してのお礼ではなく、エ○ブルの管理
物件かのようにして鍵を貸そうとしていたことを謝っているように見えた。
それ以来エ○ブルに対して、鍵を貸すことは無かった。
それから約１０年かみさんの実家の賃貸アパートの管理会社としてエ○ブルが
斡旋している。先日エ○ブルからの請求書を見ていたら、必要の無い経費を払
わされていた。
相変わらずのことをやっている。
業者や家主のことも考えないと、悪いうわさが広まっていくのに・・・。
誰も住まないのに契約し続けるアパート
これは物件についての話ではなく、実際はお客様の話である。
以前、先輩社員からこんな話を聞いていた。
「この物件の○号室と○号室は入居中だけど、誰も住んでいないんだよ。」
物件の契約形態には法人契約と個人契約というものがあり、法人契約の場合
にときどき社員寮として一括借り上げして住んでいようがいまいが、部屋の
賃料を払っていただけることがある。私はその部屋もそうだと思っていた。
しかしである。
あるとき作業着らしき服を着た男性２人が、契約更新（※１）に来た。
私はその様子をちょっと離れたところから見ていた。
「予算が取れなくてね・・・」
「？」
「とりあえず今回もお願いしますね。２年分一括で。」
「！！」
そう、国の某局の方が予算を取るために２年間の賃貸料を一括で支払って
たのだ。
しかも結構な額の物件。
やりやがった・・・。
こんなのがまかり通るんだ・・・。
許せねぇ～～～～～～～～～～～。そう思った２２の冬だった。
※１ 契約更新：通常賃貸契約は２年という契約期間を結んでいるので、
契約終了が近づくときに契約更新のお知らせを通知している。そ
して、次回の賃料を確認、契約更新料を支払い、継続して入居を
続けることができる。
以前、先輩社員からこんな話を聞いていた。
「この物件の○号室と○号室は入居中だけど、誰も住んでいないんだよ。」
物件の契約形態には法人契約と個人契約というものがあり、法人契約の場合
にときどき社員寮として一括借り上げして住んでいようがいまいが、部屋の
賃料を払っていただけることがある。私はその部屋もそうだと思っていた。
しかしである。
あるとき作業着らしき服を着た男性２人が、契約更新（※１）に来た。
私はその様子をちょっと離れたところから見ていた。
「予算が取れなくてね・・・」
「？」
「とりあえず今回もお願いしますね。２年分一括で。」
「！！」
そう、国の某局の方が予算を取るために２年間の賃貸料を一括で支払って
たのだ。
しかも結構な額の物件。
やりやがった・・・。
こんなのがまかり通るんだ・・・。
許せねぇ～～～～～～～～～～～。そう思った２２の冬だった。
※１ 契約更新：通常賃貸契約は２年という契約期間を結んでいるので、
契約終了が近づくときに契約更新のお知らせを通知している。そ
して、次回の賃料を確認、契約更新料を支払い、継続して入居を
続けることができる。
曲がった友情を持つ男たち
夏から秋にかけての閑散期のことだった。
社内に情報交換票というのがあり、斡旋係以外の部署からの紹介で２名の部
屋を探すことになった。
一度に２名ということもあり、当時新入社員だった私は同期の斡旋係と２人で
担当することになった。
紹介された２名は共に４０歳台のおやじだった。しかも、社長と料理長という
お金を持ってそうな肩書きを持っていた。
ところがである。分からないのは探している物件はなんと「１Ｋ」でかつ
「隣同士」を希望していた。
それぞれ独り暮らし用の部屋とはいえ、年齢的に考えると結婚している年齢だ
し、収入的に考えても３万円台を探しているなんておかしい。さらに隣同士っ
て何？
いろいろ考えていたが、たまたま隣同士空いていたレオ○レスが金額的にマッ
チしたので紹介することに。
それからしばらくしてもう１人の斡旋担当者（同期）から話を聞きました。
借りた部屋は、愛人を泊めるための部屋だった・・・。
■ 全日本愛人不倫クラブ
http://www.aijinfurin.com/
■ 浮気発見・離婚対策講座
http://www1.odn.ne.jp/tops/
社内に情報交換票というのがあり、斡旋係以外の部署からの紹介で２名の部
屋を探すことになった。
一度に２名ということもあり、当時新入社員だった私は同期の斡旋係と２人で
担当することになった。
紹介された２名は共に４０歳台のおやじだった。しかも、社長と料理長という
お金を持ってそうな肩書きを持っていた。
ところがである。分からないのは探している物件はなんと「１Ｋ」でかつ
「隣同士」を希望していた。
それぞれ独り暮らし用の部屋とはいえ、年齢的に考えると結婚している年齢だ
し、収入的に考えても３万円台を探しているなんておかしい。さらに隣同士っ
て何？
いろいろ考えていたが、たまたま隣同士空いていたレオ○レスが金額的にマッ
チしたので紹介することに。
それからしばらくしてもう１人の斡旋担当者（同期）から話を聞きました。
借りた部屋は、愛人を泊めるための部屋だった・・・。
■ 全日本愛人不倫クラブ
http://www.aijinfurin.com/
■ 浮気発見・離婚対策講座
http://www1.odn.ne.jp/tops/
娘を可愛がり過ぎる親
繁忙期だったころの話。
開業医の娘さんを斡旋することがあった。
大学入学を前にまん丸眼鏡の娘さんを駅近くの物件に紹介。
すぐに気に入っていただき、契約もスムーズに済んだ。
入居日当日、鍵渡しも済み手離れしたところだった。
しばらくして、私宛に電話がかかってきた。
「ちょっと、来てくれないかな？」
入居者のお父さんからの電話だった。
「はぁ、何かありましたか？」
「いいから、ちょっと来て。」
何かクレームかと思い、急いで物件へ。
「いやいや、ゴメンネ。」
「何かありましたか？」
「悪いけど、ここの荷物運んでくれる？」
「はぁ。」
そう、引越しの手伝いをさせるためにわざわざ呼び出しをくらったのだ。
繁忙期はそんな時間は無いけれども、そんなことで会社に悪く言われるのも
嫌だったので、急いで部屋に荷物を運んだ。
父親と娘と私の３，４０分ほどですべての荷物を運び終えた。
「いやぁ～、ありがとう。コレ少ないけど。」
・・・とおもむろに封筒を取り出し、私に差し出した。
「い、いや・・・そんな」
「手伝ったもらったし、いいから」
「・・・それでは、頂きます。」
あまり抵抗もせずに、ありがたくもらった。
開業医だからもしかしたらと結構ドキドキしながらもらったお礼は・・・。
３，０００円だった。
■ 開業医.COM
http://www.kaigyo-e.com/
■ 親バカどっとこむ
http://www.oyabaka.com/
開業医の娘さんを斡旋することがあった。
大学入学を前にまん丸眼鏡の娘さんを駅近くの物件に紹介。
すぐに気に入っていただき、契約もスムーズに済んだ。
入居日当日、鍵渡しも済み手離れしたところだった。
しばらくして、私宛に電話がかかってきた。
「ちょっと、来てくれないかな？」
入居者のお父さんからの電話だった。
「はぁ、何かありましたか？」
「いいから、ちょっと来て。」
何かクレームかと思い、急いで物件へ。
「いやいや、ゴメンネ。」
「何かありましたか？」
「悪いけど、ここの荷物運んでくれる？」
「はぁ。」
そう、引越しの手伝いをさせるためにわざわざ呼び出しをくらったのだ。
繁忙期はそんな時間は無いけれども、そんなことで会社に悪く言われるのも
嫌だったので、急いで部屋に荷物を運んだ。
父親と娘と私の３，４０分ほどですべての荷物を運び終えた。
「いやぁ～、ありがとう。コレ少ないけど。」
・・・とおもむろに封筒を取り出し、私に差し出した。
「い、いや・・・そんな」
「手伝ったもらったし、いいから」
「・・・それでは、頂きます。」
あまり抵抗もせずに、ありがたくもらった。
開業医だからもしかしたらと結構ドキドキしながらもらったお礼は・・・。
３，０００円だった。
■ 開業医.COM
http://www.kaigyo-e.com/
■ 親バカどっとこむ
http://www.oyabaka.com/
出来ちゃったマンション
不動産会社が持っている物件は立地条件や間取りによって、同じような生活環
境の方が多くなってしまうことが多々ある。
コンビニ近くの物件には独身が多く住んだり、２ＬＤＫは新婚の方が多いこと
もそういうことに当てはまる。
もう斡旋は担当していないある日、若い夫婦が物件を探しに来た。
担当は私ではなく女性社員。
「２人で暮らせる部屋無いですか？」
「ご予算は？」
「あまり生活に余裕が無いので・・・。」
「入居時期は？」
「急いでいるんですけど・・・」
『はっは～ん、出来ちゃった結婚だね。急いで部屋を探しているね。』と
思いながら、接客の様子を眺める。
「では、こちらの２ＬＤＫの物件。○○マンションです。築２０年ですが、
しっかりした造りで、家賃は48,000円です。間取りはこちらになります。」
地図で場所を確認して、即決。
やはり、そういう方は急いでいるんだと改めて感じた。
結局、私がお世話になった１年間で５家族ほどが出来ちゃった結婚でこの
物件に住むことになった。
だから、私はこの物件をこう呼んでいた。
「出来ちゃったマンション」
■ 悪質不動産屋の独り言
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/319236
境の方が多くなってしまうことが多々ある。
コンビニ近くの物件には独身が多く住んだり、２ＬＤＫは新婚の方が多いこと
もそういうことに当てはまる。
もう斡旋は担当していないある日、若い夫婦が物件を探しに来た。
担当は私ではなく女性社員。
「２人で暮らせる部屋無いですか？」
「ご予算は？」
「あまり生活に余裕が無いので・・・。」
「入居時期は？」
「急いでいるんですけど・・・」
『はっは～ん、出来ちゃった結婚だね。急いで部屋を探しているね。』と
思いながら、接客の様子を眺める。
「では、こちらの２ＬＤＫの物件。○○マンションです。築２０年ですが、
しっかりした造りで、家賃は48,000円です。間取りはこちらになります。」
地図で場所を確認して、即決。
やはり、そういう方は急いでいるんだと改めて感じた。
結局、私がお世話になった１年間で５家族ほどが出来ちゃった結婚でこの
物件に住むことになった。
だから、私はこの物件をこう呼んでいた。
「出来ちゃったマンション」
■ 悪質不動産屋の独り言
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/319236
不法侵入させる不動産屋
あれは、ちょうど春の繁忙期を前に物件探しをしていた頃だった。
管理物件（※１）が近くに無い場所だったので、地元の不動産屋に電話をして
聞いてみた。
「あぁ、一件ですが、ありますよ。一階ですけど」
「よかった。では、カギを借りに伺いますので・・・」
「あぁ、いや、物件の玄関にある郵便受けに入っているから。」
「わかりました。玄関の郵便受けですね。」
道に迷いながらも、教えてもらった住所に到着。
物件はたしかに存在した。
そこは、木造二階建ての築２０数年ほどの物件だった。
部屋番号を教えてもらっていたが、よくよく見ると部屋番号なんて表記
していなかったことに気付く。
当時携帯電話が今ほど普及していなかったこともあり、私はしかたなしに
明らかに生活感溢れる部屋の隣の部屋の郵便受けを探した。
そんな最中に、その生活感のある部屋の窓が開いてこちらを見ているおば
あちゃんの顔が見えた。
おそらくいきなり見知らぬ人が来ていたので、「なにごとぞ」と思ってい
たのであろう。
そして、地元の不動産屋が言うとおり、玄関横に赤い郵便受けを発見。さ
っそく郵便受けを覗き込む。
郵便受けのそこに黄色いハンカチのようなものが引いてあった。カギはそ
の下にあった。
「ふぅ」
ひと安心して、カギを開けてみる。
「カチャッ」
「！！」
な、なんかコタツが敷いてあって、タンスがあって、靴が並んで・・・
空けてしまったのは、下手したら不法侵入で訴えられるのではないか。
だから、あのおばあちゃんはこっちをジロジロ見てたんだ・・・。
・・・あの不動産屋、入居者の管理してなかったな。
賃貸物件に住んでいる方に忠告！！郵便受けにカギを入れていると泥棒どこ
ろか不動産屋もカギを開けてしまうぞ！！
※１:管理物件とは、会社が家主から毎月定額（管理料）を頂いて入居に関する
全ての管理を委託されている物件のことをいう。
■ アパートやマンションの総合防犯対策
http://www.security-joho.com/topics/2002/mansyon.htm
■ 旅行・出張時の防犯対策
http://aidenet.at.infoseek.co.jp/bouhan-longtime.htm
管理物件（※１）が近くに無い場所だったので、地元の不動産屋に電話をして
聞いてみた。
「あぁ、一件ですが、ありますよ。一階ですけど」
「よかった。では、カギを借りに伺いますので・・・」
「あぁ、いや、物件の玄関にある郵便受けに入っているから。」
「わかりました。玄関の郵便受けですね。」
道に迷いながらも、教えてもらった住所に到着。
物件はたしかに存在した。
そこは、木造二階建ての築２０数年ほどの物件だった。
部屋番号を教えてもらっていたが、よくよく見ると部屋番号なんて表記
していなかったことに気付く。
当時携帯電話が今ほど普及していなかったこともあり、私はしかたなしに
明らかに生活感溢れる部屋の隣の部屋の郵便受けを探した。
そんな最中に、その生活感のある部屋の窓が開いてこちらを見ているおば
あちゃんの顔が見えた。
おそらくいきなり見知らぬ人が来ていたので、「なにごとぞ」と思ってい
たのであろう。
そして、地元の不動産屋が言うとおり、玄関横に赤い郵便受けを発見。さ
っそく郵便受けを覗き込む。
郵便受けのそこに黄色いハンカチのようなものが引いてあった。カギはそ
の下にあった。
「ふぅ」
ひと安心して、カギを開けてみる。
「カチャッ」
「！！」
な、なんかコタツが敷いてあって、タンスがあって、靴が並んで・・・
『人住んでる！！』
知らなかったとはいえ、入居中の物件でしかもたまたま不在の部屋のカギを空けてしまったのは、下手したら不法侵入で訴えられるのではないか。
だから、あのおばあちゃんはこっちをジロジロ見てたんだ・・・。
・・・あの不動産屋、入居者の管理してなかったな。
賃貸物件に住んでいる方に忠告！！郵便受けにカギを入れていると泥棒どこ
ろか不動産屋もカギを開けてしまうぞ！！
※１:管理物件とは、会社が家主から毎月定額（管理料）を頂いて入居に関する
全ての管理を委託されている物件のことをいう。
■ アパートやマンションの総合防犯対策
http://www.security-joho.com/topics/2002/mansyon.htm
■ 旅行・出張時の防犯対策
http://aidenet.at.infoseek.co.jp/bouhan-longtime.htm
心配される男
それは季節の変わり目のこと。
普段どおりに午前中は今までの来店者に対して改めて部屋を探しているとき
だった。
男性二人と女性一人がドアを開けて入ってきた。
「いらっしゃいませ」と声を掛ける前に、
「○○（すぐ近くの大きな工場）の△△と申しますが、Ａさん（入居者）の部
屋のカギを貸していただきたいのですが・・・」
「Ａさんなら、私が斡旋担当しました。」
来店カードを閉じながら、そう答えた。
「しかし、お貸しすることはできません。私が立ち会うことになりますが、
その前にＡさんがどうかされたんですか？」
「ここ４、５日出社していないんです。」
どうやら、ここに来た３人はＡさんと同じ会社の方で総務の方と上司と同僚
だったらしい。
私の車に３人を乗せて、Ａさんが入居しているアパートへ向かった。
その物件は、そこそこきれいな鉄筋コンクリート造の２階建てで、Ａさんは
２階に住んでいた。
そして、部屋の前に到着するとすぐに連れてきた男性がインターホンを押し
始めた。
「Ａくん、Ａくん・・・Ａくん、Ａくん」
・・・反応がない、
「Ａさんからの反応がないので、カギで開けますね。」
「はい、お願します。」
「カチャッ」
カギを開けて、ドアを開けようとすると・・・
「ガチャ～～ン！！」
チェーンがかかっていた。その状態で、再度男性は
「Ａくん！！Ａくん！！、いるの？Ａくん、Ａくん」
（ドアを無理やり開けようとして）「ガチャ～ン、ガチャ～ン」
２分ほどそんなことをやっていただろうか、もしかしたら最悪なことが
起きているのか・・・というのも脳裏をかすめた。
すると、頭を抱えながらＡさんがパジャマ姿でやってきて
「あぁ・・・○○さん」
「Ａくん、どうしてたの？」
「あぁ・・・風邪で５日ほど寝込んでました。スミマセン。」
「もぉ～ 会社に連絡してよ。無断欠勤になるでしょう。」
『ったくもぉ～ 無断欠勤なんてしないでちょうだい、余計な気をつかったじ
ゃないの、生きていたから笑い話になるんだよ』
・・・なんてことを思いながら、連れてきた男性がＡさんに説教している様子
を眺めていた。
■ 社員が行方不明、解雇の方法はどうするのか
http://www.chosakai.co.jp/utility/q&a/r_qa/QAS-422P.htm
■ 無断欠勤の始末書
http://www.edinet.ne.jp/~gakuchi/bunrei/shimatu/s-mudan2.shtml
普段どおりに午前中は今までの来店者に対して改めて部屋を探しているとき
だった。
男性二人と女性一人がドアを開けて入ってきた。
「いらっしゃいませ」と声を掛ける前に、
「○○（すぐ近くの大きな工場）の△△と申しますが、Ａさん（入居者）の部
屋のカギを貸していただきたいのですが・・・」
「Ａさんなら、私が斡旋担当しました。」
来店カードを閉じながら、そう答えた。
「しかし、お貸しすることはできません。私が立ち会うことになりますが、
その前にＡさんがどうかされたんですか？」
「ここ４、５日出社していないんです。」
どうやら、ここに来た３人はＡさんと同じ会社の方で総務の方と上司と同僚
だったらしい。
私の車に３人を乗せて、Ａさんが入居しているアパートへ向かった。
その物件は、そこそこきれいな鉄筋コンクリート造の２階建てで、Ａさんは
２階に住んでいた。
そして、部屋の前に到着するとすぐに連れてきた男性がインターホンを押し
始めた。
「Ａくん、Ａくん・・・Ａくん、Ａくん」
・・・反応がない、
「Ａさんからの反応がないので、カギで開けますね。」
「はい、お願します。」
「カチャッ」
カギを開けて、ドアを開けようとすると・・・
「ガチャ～～ン！！」
チェーンがかかっていた。その状態で、再度男性は
「Ａくん！！Ａくん！！、いるの？Ａくん、Ａくん」
（ドアを無理やり開けようとして）「ガチャ～ン、ガチャ～ン」
２分ほどそんなことをやっていただろうか、もしかしたら最悪なことが
起きているのか・・・というのも脳裏をかすめた。
すると、頭を抱えながらＡさんがパジャマ姿でやってきて
「あぁ・・・○○さん」
「Ａくん、どうしてたの？」
「あぁ・・・風邪で５日ほど寝込んでました。スミマセン。」
「もぉ～ 会社に連絡してよ。無断欠勤になるでしょう。」
『ったくもぉ～ 無断欠勤なんてしないでちょうだい、余計な気をつかったじ
ゃないの、生きていたから笑い話になるんだよ』
・・・なんてことを思いながら、連れてきた男性がＡさんに説教している様子
を眺めていた。
■ 社員が行方不明、解雇の方法はどうするのか
http://www.chosakai.co.jp/utility/q&a/r_qa/QAS-422P.htm
■ 無断欠勤の始末書
http://www.edinet.ne.jp/~gakuchi/bunrei/shimatu/s-mudan2.shtml
思わせぶりな窓を持つマンション
ちょうど繁忙期の頃だったと思う。
その頃はすでに斡旋の部署ではないところに異動していた。しかし、斡旋係に
いたころの経験を買われ、その日だけ斡旋係の手伝いをすることに。
初めて行くマンション、そして久しぶりに斡旋することでいっぱいいっぱいに
なってたことを覚えている。
鉄骨５階建のマンションの５階の部屋。大学入学に合わせた一人暮らしの女の
娘にはちょっと厳しそうな概観の物件。
そんな物件に母と娘で部屋を見に来ていた。
５階まで連れて、部屋を開け、物件台帳のコピーを持って説明を始める。
彼女たちは、聞きながらも各部屋を見て回っていた。
私は、私自身の最低ラインの条件をクリアしない物件は勧めない斡旋方法をと
っていたので、洗濯機パンが無いことに気付いてからあまり積極的に勧めよう
としなかった。
そんな思いを察知してか母親が、
（母）「洗濯機は部屋にある（廊下の）ここにおいて大丈夫ね。」
（娘）「うん」
お母さんがそう言うならば問題ないか・・・（ふぅ）
（娘）「５階だから見晴らし良いね！」
（母）「ホント、窓開けてみようか。」
・・・と、おもむろに窓を開けると・・・
（母）「きゃ～！」
ベランダがあると思いきや、窓の先にあるのは腰までの高さしかない柵。
しかも、昔のタイプの鉄パイプでできた今にも壊れてしまいそうな感じの錆び
た柵だ。もちろん、その間からは十数メートル下に見える地面。
正直、自分で見ても一瞬足がすくんでしまった。事故が起きる、絶対事故が。
３人顔を合わせて、
「危険ですね。止めときましょう。」
すぐに窓を閉め、次の物件を目指したのだった。
考えてみるとすでに住んでいる入居者はアレで大丈夫なんだろうか。
それが心配だ。
その頃はすでに斡旋の部署ではないところに異動していた。しかし、斡旋係に
いたころの経験を買われ、その日だけ斡旋係の手伝いをすることに。
初めて行くマンション、そして久しぶりに斡旋することでいっぱいいっぱいに
なってたことを覚えている。
鉄骨５階建のマンションの５階の部屋。大学入学に合わせた一人暮らしの女の
娘にはちょっと厳しそうな概観の物件。
そんな物件に母と娘で部屋を見に来ていた。
５階まで連れて、部屋を開け、物件台帳のコピーを持って説明を始める。
彼女たちは、聞きながらも各部屋を見て回っていた。
私は、私自身の最低ラインの条件をクリアしない物件は勧めない斡旋方法をと
っていたので、洗濯機パンが無いことに気付いてからあまり積極的に勧めよう
としなかった。
そんな思いを察知してか母親が、
（母）「洗濯機は部屋にある（廊下の）ここにおいて大丈夫ね。」
（娘）「うん」
お母さんがそう言うならば問題ないか・・・（ふぅ）
（娘）「５階だから見晴らし良いね！」
（母）「ホント、窓開けてみようか。」
・・・と、おもむろに窓を開けると・・・
（母）「きゃ～！」
ベランダがあると思いきや、窓の先にあるのは腰までの高さしかない柵。
しかも、昔のタイプの鉄パイプでできた今にも壊れてしまいそうな感じの錆び
た柵だ。もちろん、その間からは十数メートル下に見える地面。
正直、自分で見ても一瞬足がすくんでしまった。事故が起きる、絶対事故が。
３人顔を合わせて、
「危険ですね。止めときましょう。」
すぐに窓を閉め、次の物件を目指したのだった。
考えてみるとすでに住んでいる入居者はアレで大丈夫なんだろうか。
それが心配だ。
風水に振り回される女
ここ数年風水が流行ってる。
まだ私が風水に特別関心を持っていない頃の話である。
その女が来店したのは秋くらいだったと思う。
今でも忘れもしない、ダークグリーンのロードスターでやってきた。
来店するやいなや、女はこう言った。
「あの～ここから北のほうで一人暮らしできる部屋ありますか？」
「ありますよ。（地図帳を開きながら）このあたりにいい物件が・・・」
「あの～今度結婚するんですよ。」
「おめでとうございます。じゃぁ２ＤＫくらいがいいのではないですか？」
「あの～姑から条件を出されてるんですよ。」
「はあ？」
「北から訪れる人と結ばれると、これからの生活がうまくいくらしいと。
風水でそう出ているらしいです。だから、一度北のほうに引っ越さないと
いけないんです。」
「それは大変ですね。旦那さんになられる方はどちらに住まれているのです
か？ちゃんと調べましょう。」
・・・物件の案内までは行ったものの返事をもらえないまま至るが、その後
幸せになったか・・・ちょっと気になっている。
■ 幸福になるための開運講座
http://ww5.tiki.ne.jp/~uranai/
■ Dr.コパ 風水インテリア診断
http://www.so-net.ne.jp/copainterior/
■ 李家幽竹オフィシャルサイト
http://www.fu-style.jp/index.html
まだ私が風水に特別関心を持っていない頃の話である。
その女が来店したのは秋くらいだったと思う。
今でも忘れもしない、ダークグリーンのロードスターでやってきた。
来店するやいなや、女はこう言った。
「あの～ここから北のほうで一人暮らしできる部屋ありますか？」
「ありますよ。（地図帳を開きながら）このあたりにいい物件が・・・」
「あの～今度結婚するんですよ。」
「おめでとうございます。じゃぁ２ＤＫくらいがいいのではないですか？」
「あの～姑から条件を出されてるんですよ。」
「はあ？」
「北から訪れる人と結ばれると、これからの生活がうまくいくらしいと。
風水でそう出ているらしいです。だから、一度北のほうに引っ越さないと
いけないんです。」
「それは大変ですね。旦那さんになられる方はどちらに住まれているのです
か？ちゃんと調べましょう。」
・・・物件の案内までは行ったものの返事をもらえないまま至るが、その後
幸せになったか・・・ちょっと気になっている。
■ 幸福になるための開運講座
http://ww5.tiki.ne.jp/~uranai/
■ Dr.コパ 風水インテリア診断
http://www.so-net.ne.jp/copainterior/
■ 李家幽竹オフィシャルサイト
http://www.fu-style.jp/index.html
霊感がある女
会社には「管理推進係」というのがあって、管理物件を増やすためにリフォー
ムを提案していた。
そんなある日、その提案がうまく進みようやくリフォームが済んだＹアパート
に対して積極的に斡旋を進めるように指令が来ていた。
もちろん、私も同じように斡旋を進めていたが、同期の者が担当したお客さん
の話である。
築年数はおそらく２０年以上、元々は１階はウナギ屋だったようで、二階は住
居だったものを、１階を２階の入居者のために駐車場にしていた。
しかも、２階の部屋は部屋を有効に使ってもらえるよう備え付けのタンスがあ
り、２ＬＤＫほどの広い物件だった。
１階にクルマを止めて、二階に上っていくとそのお客さんはこういったらしい
「この部屋にあるタンスに霊が居ます」
「私、霊感があるんですよ・・・あのタンスに霊が居ます」
「やめておいたほうがいいです」
・・・同期の斡旋係は怖くなって、お客さんと逃げるようにして、別の物件
へ向かったらしい。
やはり古い物件には要注意すべし！！
■ 霊視
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2390/
■ 占いデパートせんせん（人気占い師のご紹介：霊感・霊視）
http://www.sensen.net/uranaishi/reikan.html
ムを提案していた。
そんなある日、その提案がうまく進みようやくリフォームが済んだＹアパート
に対して積極的に斡旋を進めるように指令が来ていた。
もちろん、私も同じように斡旋を進めていたが、同期の者が担当したお客さん
の話である。
築年数はおそらく２０年以上、元々は１階はウナギ屋だったようで、二階は住
居だったものを、１階を２階の入居者のために駐車場にしていた。
しかも、２階の部屋は部屋を有効に使ってもらえるよう備え付けのタンスがあ
り、２ＬＤＫほどの広い物件だった。
１階にクルマを止めて、二階に上っていくとそのお客さんはこういったらしい
「この部屋にあるタンスに霊が居ます」
「私、霊感があるんですよ・・・あのタンスに霊が居ます」
「やめておいたほうがいいです」
・・・同期の斡旋係は怖くなって、お客さんと逃げるようにして、別の物件
へ向かったらしい。
やはり古い物件には要注意すべし！！
■ 霊視
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■ 占いデパートせんせん（人気占い師のご紹介：霊感・霊視）
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